小さな会社の経営者が、本業の他にもう一つの事業の柱として不動産投資を選ぶのは賢い選択といえるでしょう。
なぜなら、不動産投資は物件運営のほとんどを不動産業者に任せられるため、本業を圧迫しないからです。
ただし、不動産投資で利益を出すためには、守るべき法則があります。それを知らずにやみくもに不動産投資を始めて、失敗する方が多くいることは残念なことです。
それでは、小さな会社の経営者が不動産投資をする場合、最も大切なこととは何だと思いますか?
それは「1棟目で失敗しない」ことです!
なぜ1棟目で失敗してはいけないのか?
不動産投資は、最初の1棟目が非常に大切です。
1棟⽬にキャッシュフローがマイナスとなるような物件を購入してしまうと、毎月の役員報酬や給料から持ち出しとなり、そこからのリカバリーがとても難しいのです。
これまで融資を引いた銀行から、「経営能力に欠けているのでは?」と思われかねません。さらに、売却してもマイナスになるかもしれない物件を所有している場合は、銀行は次も貸そうとは思わないでしょう。
つまり、本業で長年かけて積み重ねてきた銀行の信用が毀損されてしまうリスクがあるのです。
1棟⽬を買って、きちんと賃貸経営をして、信⽤をさらに積み重ねることができれば、銀⾏もどんどん貸してくれるようになります。
不動産業者に言いなりになってはいけない!
昨今、不動産投資に関する事件や問題がニュースを賑わしています。
有名なところでは、投資用不動産を販売したい不動産業者や融資をたくさん出したい⼀部の銀⾏が、融資を引くために通帳や必要書類を偽造して預⾦額や収入を⽔増しするなど、多くのグレーもしくはブラックな⽅法を手引きしています。
FIREへの近道と思う投資家や経営者が、あまり深く考えもせずに一部の不動産業者の⾔うままにそうした手法を⾏って、悲惨な目に遭っているケースが多々あります。
小さな会社の経営者は、これまで信⽤をコツコツと積み上げてきたのです。
そして、信⽤がいかに⼤切なものか、信用を積み重ねることがいかに難しいかを肌身にしみて理解しています。
このかけがえのない信⽤を幾ばくかの利益のために捨てては絶対にいけません!
不動産投資で最も大切なのあなたの信用!
不動産投資で利益を出していくには、きちんとした法則があります。
その法則を守り、きちんと数字を管理しながら着実に行っていけば、大きなリターンを手に入れることができます。
そのために最も⼤切なのは、「あなたの信⽤」なのです。
不動産投資を始める際には、購入前にしっかりと物件やマーケットなどの調査をして、間違いのない方法で始められることをお勧めします。