2024年5月13日月曜日

銀行に融資を断られた時は、 これだけは絶対にしておこう!

 皆さんの中には、金融機関に融資を申し込んだにもかかわらず断られた…という経験を持つ方もいるのではないでしょうか。

その際に、担当者からよく言われるのが「総合的に勘案して、今回の融資は見送らせていただきます」という理由。この理由だけを聞いて、そのまま引き下がっていては、その後の資金調達に支障をきたしてしまいます。

このような場合、次のポイントについて注意しましょう。


必ず断られた理由を具体的に聞く

融資を断られた時に第一にやるべきことは「断られた理由を具体的に聞くこと」です。

断られた理由を聞いて、自社にどんな問題点があったのかを把握しておかないと、その問題点を改善できません。改善できなければ、何度申し込んでも断られてしまいます。

逆に、問題点を改善できたのであれば、前回申し込んだのが3ヶ月前でも、再び申し込むことが可能となります。

断られた理由を聞いてもまともに応えてくれないときの対処法

「断られた理由を聞いても、まともに答えてくれないだろう…」と、ほとんどの経営者は思っているかもしれませんが、金融庁は金融機関に対して「融資を断った際には、具体的にその理由を言わなければならない」と指導しています。

金融庁は金融機関に対して、【中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針】に基づいて、監督・指導を行っています。

その中で、

「②顧客の要望を謝絶し貸付契約に至らない場合

これまでの取引関係や、顧客の知識、経験、財産の状況及び取引を行う目的に応じ、可能な範囲で、謝絶の理由等についても説明する態勢が整備されているか。」

という監督指針があります。

そのため、融資を謝絶した具体的な理由を教えてもらえなかった場合には、

「【中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針】には、「融資を断った際は、時間的余裕を持って、その理由を説明できる体制を構築しなさい」となっていますが、具体的にお答えいただけないのでしょうか?」

と言ってみてください。大抵の場合は、説明してくれると思います。それでも、説明をしてもらえない場合、金融庁に対してその旨を確認をしてみれば、最終的には説明してもらえるはずです。


中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針

https://www.fsa.go.jp/common/law/guide/chusho/index.html


融資を断られた場合は、断られた理由を聞くことにより、次の融資に活かすことができますので、必ず確認してみましょう。

万一、金融機関から「断られた理由」を聞くことが難しい場合は、お気軽にご相談ください。サポートさせていただきます。

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