金融検査マニュアル
従来、金融庁は、金融機関を監督・指導するためのツールとして「金融検査マニュアル」を使用していました。
金融機関は、金融検査マニュアルに従って取引先の格付けを行い、格付けの低い取引先へは融資を行いませんでした。つまり、財務内容が悪く、しっかりした担保や保証人がいない小さな会社はなかなか融資をしてもらえなかったのです。
しかし、令和元年に金融検査マニュアルが廃止になり、金融庁の指導方針は大きく変わりました。
金融機関の融資方針の変化
金融検査マニュアルが廃止されると、金融機関は、格付けに基づく融資(決算書や担保・保証人を重視した融資)ではなく、企業の事業性や将来性、成長可能性を重視した融資、いわゆる事業性評価融資に積極的に取り組むようになりました。
そのため、小さな会社でも自社の事業性や、将来性、成長可能性を金融機関に合理的に説明sし、納得してもらえれば、たとえ赤字決算でも債務超過でも、融資をしてもらいやすくなります。
決算書の内容が悪い小さな会社が融資をしてもらえるようになる方法とは?
決算書の内容が悪い小さな会社が、金融機関から融資をしてもらえるようになるには、経営者が準備するべきことが3つあります。
- 事業性評価融資に積極的に取り組んでいる金融機関と新たにつきあっておくこと
- 事業計画書を作成しておくこと
- 金融機関との良好な関係を構築しておくべきこと
次回以降、この3点について解説します!
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