2023年以降、ゼロゼロ融資の返済が本格的に始まってきており、多くの個人事業主・中小企業経営者が資金繰りの悩みや問題を抱えているのが現状です。
事業継続や新規事業のために追加融資の可能性を探る経営者もいらっしゃると思いますが、そうした場合に「融資コンサルタントを活用してみよう」と考える経営者は少なくありません。しかし、どのような基準で融資に強い専門家を見極めればよいのでしょうか?
今回は、融資コンサルタントを見極めるための5つのポイントについて解説します!
融資の相談に対して前向きに対応してくれるか?
まずは、融資の相談に対して前向きに対応してくれるか、ということが大切です。
税理士や会計士、経営コンサルタントを名乗っていても「融資」に関して的確なアドバイスをできる専門家は限られているのが現実です。
融資の相談に対して、インターネットでも得られる一般的な情報や総論ばかりを述べる専門家は要注意です。
お客様の状況や特性に応じた的確なアドバイスができるか、確認しましょう。
いざという時に頼りになるか?
「常にコミュニケーションや連絡がしっかり取れて、早いレスポンス対応をしてくれる専門家かどうか?」というポイントも大切です。
融資は資金繰りという面を持っているため、時間に制限がある場合も多々あります。
経営者は「支払い期日までに間に合わなかったどうしよう…」など大きな不安を抱えるものですが、その不安を解消するための専門家でなければ依頼する意味がありません。
適切な情報提供ができるか?
経営者にとって必要な情報を一刻も早く提供してくれるか、というポイントも大切です。
経営判断を下すための材料として、情報は必要不可欠なもののひとつです。
いかに早く必要な情報を集めて(情報収集力)、適切に伝えてくれるか(情報伝達力)というスキルがあるかどうか、ぜひ見極めてください。
積極的なサポートをしてくれる姿勢が見えるか
例えば、大きな税理士事務所の場合、所長である税理士ではなく所員が対応することもあります。
しかし、融資の件で「所長の意見を聞きたい」「所長に確認したい」と思って連絡した時に、レスポンスが返ってこない、もしくは返ってきてもかなり遅かったらあなたはどう感じますか?
「本気でサポートしてくれる気があるのかな?」と疑念が生じてしまうでしょう。
やはり、顧客に寄り添う姿勢が見える専門家であることが大切です。
素早く適切な専門家につなげてくれるか?
いくら専門家といえども、すべてを自分で対応できるわけではありません。
それぞれの専門分野を担当し、それ以外はほかの専門家に対応してもらうこととなりますが、全体のストラクチャー(構成)を構築でき、臨機応変に人脈やネットワーク経由でディレクションできる専門家であることが大切です。
ちなみに、コロナショックでは「金融機関に繋げられるかどうか」が大事なポイントとなっていました。
以上の5つのポイントを参考にして、ぜひ融資に強い士業・コンサルタントを見極めてください。
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